或るワーキングマザーの日記

意識高い素敵なワーキングマザーには全然なれない。素敵な奥様なんてからきし無理。でもなんとかボチボチやってます。

夜泣き始めました

もともとうちの子は夜よく寝る方で、出産後退院してすぐの夜に5時間ぐらい寝た。病院で授乳は4時間以上空けるな!と言われていた新米母だった私は焦ったものである。

 

そんなよく寝る子どもである息子はずっと夜泣きもなかった。もちろん夜中に目を覚まして泣くこともあったけれど、抱っこしたりトントンしたりすればすぐまた眠りについたし、目を覚ます頻度も月齢にしては随分少なかった。

 

今はもう夜中に目を覚ましても母が隣にいれば泣いたりしない。

 

ところが、昨日の夜、眠っていた息子がオイオイと泣き出した。イヤイヤで泣くギャーでも、親に甘えたくてなくエーンでもなく、悔しがるようにオイオイと。

 

思い当たる節はあった。その日、息子は腕に歯型を2つつけて帰ってきていた。お風呂に入ろうと服を脱がせたところで気がついたのだが、風呂を出ても跡は消えなかった。

 

思い返せば、夕食もいつもは食べる量を食べず、好きなものばかり欲しがって、いつも以上に泣いて甘えてきていた。

 

保育園で引き渡しのときには、保育士からは何も聞かなかった。でも、これは保育園で何かあったのだろうと感じた。噛まれたのかどうかはわからない。自分で噛んだのかもしれない。でも、そうだとしても何か大きなストレスがあったからだと思った。

 

悩んだ。たった一回噛まれたから文句を言うの?それってモンペかしら?とか。

 

ところが、朝保育園に連れていく時も最近ないぐらいにイヤがって甘えてべったりくっついてきていた。

 

そこで、結局保育園には噛み跡があって、本人がちょっといつもと違う状態であることを伝えた。別に噛んだ噛まれたは仕方ないことだと思っているけれど、本人がいつもと違う状態なのは気をつけてあげてほしいと思ったから。

 

まあ、こちらの言いたい点が伝わったかどうかはやや疑わしい。なんせこちらはコミュ障だし、向こうとしてはやはり責任を第一に考えるから。

 

そしてこれで親として良かったのかよく分からない。

 

きっとこれは息子が、そして息子の同級生たちが、それぞれ自分の世界で完結していた赤ちゃんじゃなくて、人としてコミュニケーションを取り始めたサインなんだろう。そしてこれからこういうことをたくさん繰り返して、成長していくのだろう。

 

こんな風にして、思いがけず昨日が赤ちゃんだった息子にさよならした日になった。ついこの前生まれてきたと思ったのに。