或るワーキングマザーの日記

意識高い素敵なワーキングマザーには全然なれない。素敵な奥様なんてからきし無理。でもなんとかボチボチやってます。

仕事と育児の精神的ベストカレントプラクティスを求めて

この週末、第2種電気工事士の試験でした。6割と必要点数が低いので、あまり事前に勉強はせず、直前に細かい暗記を詰め込んで、何とか合格点に持ち込む作戦で。

そんな風に直前に知識を脳みそに叩き込んでいると、最後2日ぐらい意識が試験に向けられてしまって、子供の相手をしてもどこか心ここに在らずみたいな感じになってしまっていた。

 

試験が終わってやっと子供といつも通り向き合えるようになったのだけれど、もし仕事がいつもストレスフルで、自分の能力ギリギリを要求されていたら、この試験前の様に、いつも上の空で子供の相手をしてしまう事になるかもしれない。と思った。

 

そうならないように、出来る限り自分のストレス耐性と切り替え能力を上げる努力をしていかないといけないなと思う一方で、今まで、私は子育てによる仕事の時間的制限しか考えてなかったけれど、精神的な制限もある事に(やっと)思い至った。

仕事によってストレスもいろいろ、人のストレス耐性もいろいろだから、子育てにおいて、精神的余裕のためにマミートラック(として補佐的な業務に回る事)を自分から選ぶ人も居るのが、やっと理解できた。

 

昔の上司の奥さんはプログラマだったのだけれど、上司が「プログラマは家に帰ってもプログラムのことを考えてしまうから、(母親として)良くない。」と、奥さんを社内ITへ転職させたのだそうだ。

 

若かった私はその話を聞き「なんたる横暴」と上司に内心憤慨したのだけれど、今となっては賛同できなくとも、言わんとするところはわかる。という気持ちになった。

 

奥さんが納得していれば、それはそれで子供にとっていいかもしれない。

 

私はプログラマがダメで社内ITなら良いってものでもないと思うし、もし夫に同じことを要求されたら、「自分(夫)が、そういう職について、子供の事を気にかければいいんじゃない?何で私に要求するの?」ってお断りするけれど。

 

ストレスギリギリのところで仕事すると成長できるのも事実だし、楽しいし、でも子供とも向き合いたいし。

なかなかバランスは難しくて答えはない。なんだか世間ではどう選んでもどこか足りないと、何かしら批判される気もするけれど、答えはないからこそその人が選んだバランスがその人の今の正解だと認めあいたい。ベストカレントプラクティス。

子供の性格が違えば、仕事が違えば、最適解も違う。人の能力だってそれぞれ。あなたの選んだ道がユアベストカレントプラクティス。

 

子供が成長すれば、仕事が変化すれば、自分が成長すれば、また最適解も変わってくるかもしれない。そうしたら、また私たちは新しい最適解を探すからさ。