新しい赤ちゃん、またの名をトイレットペーパー
保育園帰りに寄ったスーパーの軒先で売っていたトイレットペーパー(もちろん12ロール入り)に、息子が抱きついて、「赤ちゃん!」と離さない。
取り上げようとするも力が強くて、これ以上頑張って取り上げようとすると、トイレットペーパーの薄いビニル袋が、伸びてしまって売り物にならなくなりそう。…仕方ないから諦めてサッサと購入。
買い物を終えて、帰り道。自転車の後ろに乗った息子に「赤ちゃん、1人じゃ乗れないから抱っこしてあげてね」と、トイレットペーパーを持ってもらうことにする。そもそも、保育園の荷物と、スーパーの買い物で自転車の前カゴはいっぱいなのだ。
信号待ちの時、後ろに座った息子がゴソゴソ動いているので、振り返ると、デカい荷物を抱きしめ続けることに疲れたようで、トイレットペーパーが今にも落ちそう。
慌てて、「赤ちゃん落ちそう!ちゃんと抱っこしてて!落ちたら怪我しちゃうよ。」と言ったら
前で同じく信号を待っていた人がギョっとして振り返った。
あ!!すみません。本当は赤ちゃんじゃなくてトイレットペーパーなんです…
振り返って、子供乗せから大きくはみ出したトイレットペーパーを確認したその人は、可笑しそうに笑って、また前を向いた。
ふ〜、危なかった。赤ちゃんを子供に抱っこさせて自転車に乗る虐待親かと思われるところだった。
振り向いてくれてありがとう!
ちなみに、息子が「赤ちゃんもネンネするんだよ」と主張したので、本日「赤ちゃん」は私と息子の布団に並んで寝ています。
布団に転がるトイレットペーパーのパック。香り付きのため、ほんのり漂う香料の匂い。本当に邪魔です。
ではよい夢を。