或るワーキングマザーの日記

意識高い素敵なワーキングマザーには全然なれない。素敵な奥様なんてからきし無理。でもなんとかボチボチやってます。

子宮筋腫を取ってきた話1

ちょっと前に子宮筋腫を取ってきました。その記録、その1です。

 

発覚まで

毎年の会社の健康診断、よくある会社が入っているオフィスビルの健診センターで受ける奴。ウチの会社は婦人科オプション付きで、子宮頸癌の検査がある。

 

去年はその検査の担当が、自分と同じくらいの歳の女医さんだった。検査の時、外から触って分かるほど大きい筋腫があるから、絶対婦人科でチェックした方が良いと強く勧められた。普通健診ってそんなことしてくれないと思うし(筋腫は検診の対象外)、本人も本当はダメなんだけどといいつつ、その場で電子カルテの過去の健診結果を調べてくれて、筋腫がとにかく大きくなっているっぽいから精密検査を。と勧められる。

筋腫ってほら生理痛がものすごく辛かったりするんじゃないの?筋腫があるのは知っていたけれど、生理痛とか無かったから深刻だと全然思ってなかった。

 

あんなに熱心に受診を勧められるなんて…私、死ぬの?(←豆腐メンタル)と慌てて、婦人科を予約することに。この健診センター、病院も兼ねていて、婦人科もあるのだ。あの親切な先生に当たることを期待して、そこを予約しようと電話する。

 

しかし、予約が先までいっぱいらしく、頑張って2ヶ月後の予約を取る。この辺で、アレ?私、案外大した病気じゃないな…と思うようになる。本当にヤバかったら即予約が取れる筈。

 

2ヶ月後、婦人科を訪れると、あの親切な先生がいて…って先生がものすごくふくよかになっていて、内心驚愕する。先生、私のこと心配してくれたけど、私、先生の事の方が心配です。

 

その日は、軽い診察の結果、やっぱりMRIを撮ってみないと分からないということで、MRIと次回の予約をしておしまい。

 

診断

MRIを取って、結果を聞きにいく。MRIの結果、筋腫は10cmぐらいの大きさで順調に成長中。血液マーカー的には悪性では無さそうで、子宮筋腫でほぼ間違いないとの事。

 

手術について、開腹なら1ヶ月だけど、腹腔鏡手術なら1週間の入院で済むと説明をうける。ワーキングマザー的には必要な有給日数のことしか考えられないから、

「絶対に腹腔鏡手術がいいです。腹腔鏡手術が出来る病院に紹介状を書いてください」とお願いすると、住んでいる場所を確認され、

「じゃあ〇〇大学病院がいいよ!家から近いし!(以下〇〇大学病院の執刀医を絶賛)」と熱心にプッシュされた病院へ紹介状を書いてもらう。

 

後で調べると、筋腫の腹腔鏡手術って割とどこの病院でも出来た。執刀医もそこまでのは名医とかでも無さそう。というか、私の病状がそこまでの名医が必要な感じでも無さそう。なんでそんなに〇〇大学病院をプッシュしたのかな?卒業生?と謎に思って、先生の経歴をgoogleしたけど違った。じゃあ執刀医とデキてるの?と思ったけど、それも無さそうだった。なぜなら執刀医は別の婦人科医と結婚してそうだった(←ちょっとネットストーカー的なヤバ目のリサーチ能力)

手術を終えた今も謎のままである。まあ、悪い病院ではなかったけど。

 

大学病院

紹介状を貰ってから大学病院に自分で電話して予約する。

各種手続きを経て、予約した時間に大学病院の診察室に辿り着くと、そこにいたのは、私と同じくらいの歳の、軽くてチャラそうな男性。それが後の執刀医である。

 

本当に軽い感じで、私が持参したMRIのデータを見て、ま、これくらいの大きさなら余裕で腹腔鏡で取れますから。腹腔鏡で子宮摘出も出来るし。どうする?みたいな感じ。軽い。そもそも自覚症状のない筋腫、子宮を取る程の覚悟はない。筋腫も取っても取らなくても、と一瞬迷い、「先生だったらどうしますか?」と訊いてしまう。先生にはそもそも子宮がないのに。

 

しかし、執刀医は、そのままの軽さで、「僕なら(筋腫を)取りますね」と言うので、取ることにして、その日に手術日を決める。最短で手術出来るのが、約半年後だったので、そこに入れる。まあ、当分、先だし。深く考えなくても。みたいな感じで。

 

つづく

 

 

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