或るワーキングマザーの日記

意識高い素敵なワーキングマザーには全然なれない。素敵な奥様なんてからきし無理。でもなんとかボチボチやってます。

子宮筋腫を取ってきた話2

前回の続き。

 

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ホルモン療法

手術の予定日3ヶ月前からホルモン療法が始まる。これは、一時的に更年期と同じように女性ホルモンを減らして筋腫を小さくし、子宮を休め手術時の出血を少なくするため。

 

しかし、このホルモン療法、致命的な問題がある。それは更年期障害と同じ症状が出るってこと。女性ホルモンを減らすんだから当たり前だけど。で、更年期障害なら女性ホルモンを補って症状を軽くできるけど、この場合ワザと減らしている訳で、それもできない。というわけで、多分、本物の更年期よりずっと激しい更年期障害の症状と戦うことになった。

 

1ヶ月目は、大したことなかった…うん、これならイケるかな?と思っていた。

ところが、2ヶ月目くらいからホットフラッシュ(急に暑くなって汗かいたり)が少しづつ出てきて、3ヶ月目には症状が強くなって、会社で一人汗だくだったりして、なかなか辛かった。

 

手術のことも会社の人には言い出しづらくて黙っていたので、汗をこっそり拭きながら、本当の更年期障害って思われたらどうしよう?って思ったり。

 

実は執刀医の都合で手術の日が最初の予定日から1週間遅くなったのだけれど、一刻も早く手術して更年期障害の症状から脱したくて、どうして私はスケジュールの後ろ倒しを了承してしまったのだろう。ごねて前倒ししてもらうんだった…と後悔していた。

 

が、手術の直前にコロナが猛威を振るい出し、会社は在宅勤務になり、ホットフラッシュについて気にしなくてもよくなった。会社を休んでいるのも、同僚にはわかり辛くなったし。客先訪問が難しくなって…何が何でも早急に復帰しなくても良さそうな雰囲気になって…手術とコロナが被ったのは、不幸中の幸いだった。

 

ちなみに更年期障害になるとイライラするらしいので、夫や会社の人に当たってしまったらイヤだな…と思っていたのだけれど、本人的にはあんまり変化なかった。もしかしたら、本人が気がついていないだけかもしれないけど。あと元から性格が悪いからかもしれない。

 

入院

兎に角、自覚症状のないまま、手術の前日に入院した。すごく変な気分。だって、元気なんだもん。元気なのに、病院のベットに押し込められて、病院食を食べる。しかも手術は翌日の午後3時から。これ当日入院でいいんじゃないの?と疑問に思いながら、ベッドでだらだらして過ごす。

 

ちなみに、後で色々な人の様子を伺って判明した(←趣味が悪い)が、他に病気があったりして薬を飲んでいる人だと、前々日ぐらいから入院になったりするみたいだ。やっぱり、より管理が必要ってことなのかもしれない。健康って大事だね。

 

手術室へ

手術室まで自分で歩いていく。元気だからね。やっぱりものすごく妙な気分。戻ってくる時は自分で歩いて出られないんだなーと考えながらも、実感なし。そして緊張する。私何もしないけど。寝てるだけだし。この後に及んで、まだ自分が病気だって自覚できない。

 

え、そのザ手術台!って奴に乗るの?この私が?

 

 つづく

 

 

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