或るワーキングマザーの日記

意識高い素敵なワーキングマザーには全然なれない。素敵な奥様なんてからきし無理。でもなんとかボチボチやってます。

子宮筋腫を取ってきた話4

 前回の続き

 

busy-bee.hatenablog.com

 
術後2日目

一食ごとに、ご飯が重湯、10倍がゆ、5倍がゆと固くなっていく。まるで離乳食みたい。どんどんご飯が固くなっていくと、食べ物が胃に入ると内臓が壮絶に痛くなるようになってきた。

 

私はジャパニーズサラリーマンなので、もちろん早食いを嗜んでいるんだけど、普段10分で食べられる量のご飯を休みやすみ1時間かけて食べる。

 

この辺で、昔、腹膜炎になった人の話を思い出す。腹膜炎になって腸に穴が空いて消化物が内臓にの外側についてしまうと、全て腸を取り出して洗うことになるらしい。そして洗ったあと、適当に体の中に押し込めて戻す。そうすると腸が勝手に動いて元の位置に戻るらしいんだが、この勝手に戻るのが激痛だと言っていた。

 

あっ、この痛みは、それだ。腸がポジションを探して動いている感じがする…内臓が動いて、すごく痛い…と考えながら食後1時間ぐらいを耐える。この痛みは痛み止めが全く効かない。それが辛い。

 

実際、チェックに来たお医者さんにご飯食べると痛いんですと言うと、腸に少し触りましたからね〜と言われた。手術の時、子宮の手前にある腸が邪魔なので、少し動かすらしい…少しでこんなに痛いんだな。腹膜炎だと最高に痛いだろうな…

 

術後3日目

やっとご飯を食べても痛くない!どうやら腸はちゃんと元のポジションにお戻りなった様子。歩くのもゆっくりなら全然痛くない。

なぜかちょっと熱が上がってしまって1日中ダルかった。明日退院の予定だけれど、熱が下がったのを確認したら。と言われる。下がらなければ延泊である。しかし明日は月末。つまり延泊になると別の月に突入するため、医療費の限度額がリセットされてしまう!避けたい(←ケチ)

 

しかし、私の記憶が確かなら、出産の時は、これぐらいの体調で退院だった。熱がなかったとしても、まだあと1日病院にいないといけないみたいだ。なんだか手厚い。

 

術後4日目

やっと退院。懸念していた熱も下がって、元気すぎてびっくりする。1週間は病院と同じように寝ていろと言われるし、次の検診まで1ヶ月近く風呂には入っていけないみたい。出産で入院したときは、「もう〇〇やらないといけないんですか!」って思っていたけれど、今回は「まだ〇〇しちゃだめなんですか!」って思っている気がする。

 

このご時世どうやって家に帰るか迷ったけれど、徒歩10分を歩く元気はさすがになかったので、タクシーで帰宅。

 

その後

その後仕事が溜まっているのを覚悟していたら、コロナのせいで全然すすんでいなくて拍子抜けした。その上、私が入院前に訪れた客先でコロナの患者が出てた。おそろしぃ〜。

 

ヘソ整形

腹腔鏡手術では、カメラをヘソに穴を開けていれた。そのため一番大きな傷がヘソにできる。手術後ヘソに開けた穴を閉じるため、ヘソ周りの皮膚をキュっと巾着のように縫い縮めて新しいヘソを作る。つまり、古いヘソは無くなってしまって、新しいヘソは偽物である。本物のようにヘソに底(へその緒がついていた部分)がない。

術後、鏡を見ると、なんだかヘソ周りの妊娠線がマシになっている気がする。妊娠でできた皮膚のたるみもマシなような…

ヘソの周りの皮膚を縫い縮めた結果、手術前よりお腹の皮膚が引っ張られて、妊娠線が見えにくくなったようだ!ラッキー!!最早ヘソ整形。

 

医療費

今回の入院、診療点数で言うと約90000点。病院が健康保険に請求する額が90万円。私が払うのは自己負担限度額。と思ったけれど、IT業界で名高い関東ITソフトウエア健保だと20000円以上の払った額は戻ってくるみたい!やったーー!ってかこれ、IT健保だったら、医療保険いらなくない?

 

www.its-kenpo.or.jp

保険医療機関等で受診した際の支払額(「入院」「外来+調剤」別)が20,000円を超えたときはその超えた額が一部負担還元金等(付加金)として給付されます。

 

というわけで、ダラダラ続いた私の子宮筋腫の手術の話はこれでおしまい。健康ってやっぱり最高だわ〜。まあ、手術前もぜんぜん病気な気がしてなかったけど。