或るワーキングマザーの日記

意識高い素敵なワーキングマザーには全然なれない。素敵な奥様なんてからきし無理。でもなんとかボチボチやってます。

スーパーで息子がお漏らしした話

今週のお題「好きなお店」

 

私の好きなお店、それはみらいコープ。小さい店だけれど、店員さんが子供に優しくしてくれるから。他の店に行くよりも私も多少子供におおらかになれるから。

 

busy-bee.hatenablog.com

今年の冬のこと、保育園からの帰りいつものようにスーパーに行ったら、あろうことか、子供がお店でお漏らしした。

 

寒いのに上着を着ずに保育園を飛び出すので、お店に着くまでに体が冷えたのだと思う。子供にそのままの場所で待つように言い、慌てて店員さんを探す。見つけた品出し中の店員さんに、雑巾を貸してもらうようお願いすると、掃除してくれるから場所を教えて欲しいという。

 

子供の待っているお漏らし現場まで案内すると、子供が目に入るところまで近づいたところで店員さんがくるりと振り返って私の顔を見てにっこり笑って、

「いいですか、絶対に叱らないであげてください」

と言うのである。

 

もちろん、その後がっつり叱る予定だった。あんまりびっくりしたので、なんて答えたか覚えていない。とにかく子供をと店員さんに言われ、ペコペコ頭を下げて、ズボンと靴が濡れた息子をトイレに連れて行ったと思う。

 

服は保育園のお着替え(汚れて着替えたやつ)に着替えさせたけれど、変なところで潔癖な息子は濡れた靴を履いてくれない。苦肉の策として、息子の足に濡れた靴下の代わりに手持ちの小さなビニール袋を履かせて、濡れた靴をはかせた。もちろん息子は嫌がったから大慌てでレジを済ませて、店を出て自転車の椅子に座らせて靴とビニール袋を脱がせた。

 

キャパ極小の母なので店を出るまで行きた心地がしなくて、必死だったけれど、お店の中でも帰ってからもずっとあの「絶対に叱らないであげてください」が忘れられない。

 

他人に迷惑をかけるなという風潮の中で、どうやっても他人に迷惑をかけるしかない子育てをしている。だから、こんなことがあると嬉しくて、泣いてしまう。今でもその時のことを思い出すと元気がもらえる。

 

だからずっとずっと通います。みらいコープ。コロナのせいで保育園がお休みだから全然行けてなかったけど。なぜなら家から保育園とお店が遠いから。でも、息子は近くまで行くとかならずコープに寄りたがる。私だけじゃない、私と息子が大好きなお店。