こどもちゃれんじのオジギソウお世話セット全力お世話記
もはや辞め時を逃したこどもちゃれんじ。親は毎月のワークをやらせることを負担に感じているのに、辞めようとすると子供が嫌がるので、なんだか惰性で続けてる。嫌がるならワーク自分でやってくれよと思うけれども、私もそんな子供だったので文句は言えない。
こどもちゃれんじ恒例、年長さんの初夏にはオジギソウお世話キットが付いてくる。そんなもん息子はどう考えても3日で飽きる。やる前からわかる。だって私が子供のとき、そうだった。つまり息子に何か足りないところがあっても、だいたい自分もそうだったので、あまり文句は言えない。カエルの子はカエル。
まあ、とにかく、もしウチの息子にお世話させたかったら、毎日毎日親がお世話するよう上手いこと声をかけてやる必要がある。面倒臭い。私は、そんな几帳面で気長な親ではないのだ。
息子がお世話しない日は自分で水をやってしまったほうが断然手っ取り早い。子供を促してお世話を学ばせるでもなく、枯らして子供に教訓を与えるでもなく、一番ダメな親。それが私。
でもオジギソウをどこまで育てられるか、ちょっと興味が出てしまった。これでは私の精神年齢が6歳ぐらいなのではないか。
というわけで、全力で母がお世話して得たノウハウをまとめてみた。
ちなみに途中で何度も大きな鉢に植え替えるか迷ったけど、お世話本にそのままの容器で大きく育った写真に「ここまで育てられたらすごい」と書いてあったので、意地になって植え替えはしなかった。つまらないことでムキにならない良識ある大人は、植え替えをすると下のようなことは特に何も起こらず、悩まず育てられると思う。
花を咲かせるまで
- 土にカビが生えてきた:直射日光に当てるとすぐに消えるので日中外に出すのがオススメ。ガラスの紫外線カット率は以外と高いので窓ガラス越しではダメ。台風時にどうにもならなくて、ジェルネイル用の紫外線LEDランプを当ててみたけど全然効果なかった(←アホ)
- 下の方の葉っぱが黄色くなって落ちる:栄養が足りない。市販の観葉植物用などの肥料を与える。正直お世話セットは土が少なすぎるので、8月ぐらいから水の代わりに薄めの液体肥料をじゃぶじゃぶあげていた。
花を咲かせる
- 花が咲かない:リン酸カリウムを与えよう。もしかしたら上で与える肥料をリン酸カリウム多めの物にすると別で与えなくても花がつくかも。ただ、バランスがわからないので、別であると調整が楽。花芽がつくまで少しずつ量を増やせばよいのである。9月中旬に与え始めて、なんとかタネをとるまで行ったけれど、最後の方日照が足りないのかタネが育たなかったので、もうちょっと早めがいいかもしれない。がしかし、早めに与えすぎると株の成長がゆっくりになって、お世話セットの写真ほど株を大きくできないかもしれない(←私以外にそこを目指す人いるのか?)
- そもそも花芽ってどこにできるの:花芽が付かないと悩んでいた頃、そもそもどこにできるかわからなくて毎日アチコチ必死にさがしていた。花芽は成長点に新芽と共にできる。
- タネが出来ない:咲いてもすぐ枝ごとおちるとかの場合はリン酸カリウムを足す。そうでなければ、受粉させる。朝花が咲いた時のふわふわの先端にポチがついたものは残念ながらすべて雄しべである。昼頃から翌日に向かっててでくる先端に何もついていないものが雌しべでこれに花粉をつける必要がある。前日咲いた花と今日咲いた花を優しくポンポンすると古い方にタネができる筈。あるいは前日花をこすって花粉をつけておいた綿棒でポンポンするとかすれば良い。タネができているとわかるまで間が空きすぎていたのでどの作業が功を奏したのか実はよくわからない…
- 株が倒れて斜めになった: 成長するに伴い土が少なすぎて、株というか幹というか枝が斜めになってしまう。あきらめましょう。植え替えるしかないけど、植え替えたら負けだから。絶対負けられないんです。
死闘の結果
というわけで、どうにかこうにかこれだけのタネをゲットしました。来年これを蒔いてもう一度育てたいかといわれると、全然そんなことないんだけど、でも発芽するかは見てみたくて悩ましい