7の足算
ある晩、寝る時間になってもなかなか寝ない息子に「オレ、7をずっと足して104までいった!」と自慢された。咄嗟に意味が理解出来ないでいると、
「7たす7たす7たす…ってずっとやっていって、104まで行ったって事だよ!」と説明してくれた。
えっえっ?咄嗟に104が7の倍数か判別出来ない私は、「えーと、104から70引いて、34。34って7の倍数だっけ…?しちろく42。しちご35。あ、違うじゃん」
という訳で、残念ながら104は7の倍数ではなかった。
さて、これは計算ミスか、そもそも彼が適当に大きな数字を言っただけなのか。もう寝る時間はとっくに過ぎていたけど、こうなったら私の好奇心が止まらない。
もう一回やってみてよ。とお願いして、7たす7から始める。意外にも危なげなく無事105まで到達する。あ、本当に計算してたんだ、すごいじゃん。
じゃあ、105たす7は?と尋ねると、突如「わからない…」と帰ってくる。えっ?
えーと、じゃあ、5たす7は?「12」12たす100は?「112」ってことは105たす7は?「112」
出来るじゃん。じゃあ112たす7は?「わからない」
えっえっ?今回も、112を100と12に分けてあげると計算できる。
驚き。3桁になるとそれだけが理由で計算出来ないって事があるってこと?2桁の計算は問題なく出来るし、3桁の数字が100+2桁の数字であることは理解してるのに?
子供の出来る事と出来ない事の境界はいつだって本当に不思議だ。