或るワーキングマザーの日記

意識高い素敵なワーキングマザーには全然なれない。素敵な奥様なんてからきし無理。でもなんとかボチボチやってます。

きのこアッパーコンパチ(上位互換)

上位互換 【upward compatible】 upper compatible / アッパーコンパチブル
上位互換とは、機能や性能で上位に位置する製品が、同じ系列の下位の製品の仕様や機能も包含している(互換性がある)状態のこと
 
 
 

 子供の頃、ずっとキノコが食べられなかった。理由は、菌類だから。裏側のヒダから胞子が出るなんて、気持ち悪くて無理。

美味しいから大人になってからちょっとずつ食べられるようになったけれど、今でも深く考えないようにしている。深く考えたらまた食べられなくなりそうだから。だって菌類じゃん。

 

ちなみに、弟は今でも同じ理由でキノコが食べられない。父があるとき「中学生ぐらいまでは普通に食べていたのに、あるときから一切食べなくなって今でも食べない」と嘆いていて、思い出した。

キノコを食べていた中学生の弟を「キノコなんて気持ち悪いものよく食べるね。菌類だよ。菌類。そのヒダヒダから胞子がでるんだよ。胞子だよ?気持ち悪っ」って煽ったこと。

 

まさか煽った張本人の私がキノコ食べれるようになった後も、キノコが食べられなくなるなんて思ってもみなかった。弟よ、すまん。

 

 

なんでこんなことを思い出したかというと、ビーフシチューを息子と作ったら、息子が「俺、きのこはさわれない」とマッシュルームをスライスするのを拒否したから。

 

あ、子供とお料理なんて食育しているじゃん?って思われたかもだけど、この時は夫の誕生日で、何にも準備していなかったのを急遽、息子と作ったビーフシチューでごまかしたからなのでそこのところはご安心ください。

 

身に覚えがありすぎて、まあ気持ち悪いよね。と思って私が代わりにマッシュルームをスライスしてビーフシチューは完成したのだけれど、息子のお皿にもこっそりマッシュルームを混入させておいた。ビーフシチュー、色も味も濃いからわかんなくない?って思って。

 

案の定気づかず食べてた息子だったけれど、最後に一枚マッシュルームがお皿に張り付いているのをみて、「俺、きのこは食べないっていったじゃん」と言うので、「実はきのこもっといっぱい入っていたけど、気づかず全部食べちゃったんだよ?」と返す。

 

と、すると何か考えるように1秒ぐらいマッシュルームを眺めたあと、パクッっとマッシュルームを口に入れて食べた。すごい。えらい!まだ6歳なのに。