或るワーキングマザーの日記

意識高い素敵なワーキングマザーには全然なれない。素敵な奥様なんてからきし無理。でもなんとかボチボチやってます。

カレーをめぐる思い違い

こどもに何食べたいって訊くとときどき「こどもカレー」って答えが返ってくる。

どこでそんな言い回しを覚えたのかわからないけど、とりあえず子供向けのキャラクターのついているカレーのことか。って思ってストックのミニオンズのカレー食べさせたり、スーパー行って子供に好きなの選ばせたりしていた。

 

だけど、実際出すと、あんまり食べない。好きな物は本当に良く食べる子供だけれど、この手のカレーは食べさせるのに苦労したりして、「所詮シールが目的か…」と思っていたの。ずっとずっと。

 

それで、昨日子供がまた「こどもカレー」を食べたがった時、ストックからカレーを漁っていると、夫が子供に「こどもカレーはもうないんだよ。」って言う。驚いて、ストックから見つけた「ミニオンズのカレーがあるよ?」って見せたら、夫が子供が食べたがっているのは平田牧場の「こどもカレー」なんだよって教えてくれた。

 

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これ、このカレー。一袋300円近く。

こんな高級品うちじゃ買わない。そもそも生活圏のスーパーに売ってないし。食品添加物を極端に忌避するばあば(私の母)がどこからか仕入れて時々くれるだけ。

でも、彼は名前も含めて、これを覚えていたのだ。ずっと「ばあばがくれたカレー」って呼んでたから、「こどもカレー」って名前を呼んだことなんて2回ぐらいしかないと思うけど。だからにわかには信じられなくて。だって、むしろ私このカレー出す時、「これしかないけど大丈夫?」って子供に聞いてたんだよ?え、むしろ好きだったの?シール付いてないよ?

 

でも、事実、ミニオンズとアンパンマンのカレーを子供に見せても、どちらも食べるとは言わず、夫がアマゾンのページ見せながら「アマゾンで買ってあげるから(←甘すぎ)カレーは明日にしよう」と言うと納得していた。本当だ!

 

私が子供のころは、美味しさの第一基準は素敵なおまけだのシールだのが付いていることだったのに。彼は、3歳にしてスーパーの安いキャラクターカレーより、平田牧場の「こどもカレー」のほう美味しいと言うのだ。大人だな〜、グルメだ〜。これが令和の子供なのかな。

 

届いたこどもカレー、ちょっぴりパウチに残ったのをなめたら野菜の甘みが凝縮した味がして、とても美味しかった…さすが300円。